アプリゲームで社会現象を起こすほどの人気となり、漫画やグッズなどメディア展開が広がる「ウマ娘」ですが、アニメも2023年時点で2期まで放映されており、2023年10月からは3期が始まることでさらに注目が集まっています。
そんなウマ娘にはとにかく多くのキャラクターが登場しているのですが、ここでは2022年までに行われた人気投票の結果から人気となっているキャラクターを紹介していきたいと思います。
1位 タマモクロス
前年度の1位だったライスシャワーを抑えて1位に輝いたのは「タマモクロス」です。
レースではオグリキャップなどとも絡むことが多く、面倒見の良い性格、はっきりしたものの言い方などに人気が集まりました。
また、レースでは「白い稲妻」が作れるすることで最後尾から一気にごぼう抜きしていく脚質も豪快だと評判です。
現実でも同世代で火花を散らしたオグリキャップとの対決などは必見のシーンだと言えるでしょう。
現実ではタマモクロスは重賞6連勝で秋の天皇賞を勝つといった華々しい実績を残しています。
また、この秋の天皇賞で破ったのがオグリキャップということもあってその実力の高さがわかります。
2位 ライスシャワー
常に高い人気を誇っているキャラクターがこのライスシャワーです。
アニメでは気弱で自信なさげなライスシャワーですが、レースでは必死に走るというその姿が人気を集めていると考えられています。
また、ライスシャワーは現実でも人気の高い馬です。
「ミホノブルボンの三冠阻止」「メジロマックイーンの春の天皇賞三連覇阻止」など大きな記録を打ち破ってきた名馬であり、「レコードブレーカー」と呼ばれました。
それから2年ほど大きなレースで勝てなかったのですが、ついに春の天皇賞で復活。
満を持して出走した宝塚記念で骨折し、予後不良となったという悲劇の名馬でもあります。
京都競馬場にはライスシャワーの遺髪を納めた記念碑が建てられています。
こうしたところも人気の理由となっているのかもしれません。
3位 オグリキャップ
3位に入ったのは現実で平成最大のアイドルホースと呼ばれたオグリキャップです。
漫画「ウマ娘 シンデレラグレイ」では主人公として描かれており、「素直」「朴訥」「大食い」といったキャラクターで人気となっています。
こうして漫画、アニメでも人気となっているオグリキャップですが、やはりその人気はリアルな人気に支えられている部分もあります。
オグリキャップは現役時代には第二次競馬ブームの主役として活躍した馬です。
もともとは地方競馬である笠松競馬で走っていた馬であり、そこから中央競馬に移ってきたという経緯があります。
スーパークリーク、イナリワン、タマモクロスなどと大レースで対決し、名勝負を繰り広げてきました。
父であるダンシングキャップの血をひいて気性が荒いと言われることもありましたが、パドックやレースでは暴れることもなく、落ち着き払っていました。
ただ、天皇賞でタマモクロスに敗れた際にはタマモクロスをにらみつけて動かなかったというエピソードがあるように負けん気は強い馬だったようです。
こうしたところもオグリキャップの人気の理由と言えるのかもしれません。
4位 マンハッタンカフェ
実装前から人気が高かったマンハッタンカフェですが、実装されるとすぐにランキング上位に入ってきました。
落ち着いた雰囲気、少ない口数でありながらファンからは「とにかくかわいい」という声が多く上がっており、そのキャラクターの人気の高さの原因となっています。
ゲームでは育成ストーリーを評価する声も多く、根強いファンを作っています。
現実では菊花賞でジャングルポケットを、有馬記念でテイエムオペラオーとメイショウドトウを、
春の天皇賞でジャングルポケットやナリタトップロードといった強敵を下してG1を3連勝するという実績を持っています。
その後、凱旋門賞に挑みますがそこで屈腱炎を発症し引退しています。
故障さえなければまだまだG1を勝てたと言われている名馬となっています。
5位 サイレンススズカ
ゲームでは提供開始時から登場している人気馬がサイレンススズカです。
圧倒的な逃げ足、まじめにトレーニングに取り組む姿から人気が高く、安定してランキング上位にきています。
こちらの馬は特に現実のファンが多い馬でもあります。
勝ったG1は宝塚記念1つですが、その圧倒的なスピードでの逃げ切りで6連勝を飾った派手な勝ち方や秋の天皇賞で骨折をし、予後不良となった悲劇性に魅せられたファンが多くいます。
今でも「最強の逃げ馬」としてサイレンススズカをあげるファンが多いことからしても注目度がわかります。
まとめ
ウマ娘には多くのキャラクターが登場しています。
それぞれに個性があって魅力的となっており、それぞれのキャラクターにファンがついています。ゲームやアニメを通して自分の「推し馬」を見つけるのも楽しみの一つと言えるのかもしれません。