大人気アニメ「SPY×FAMILY」は多くの謎があるアニメとしても知られています。
伏線が張られているもの、謎のままになっているものについてはいずれ解決されていると思われていますが、先が気になるという人も多くいます。
そこでここではそういった伏線や謎についての考察を紹介していきたいと思います。
「SPY×FAMILY」はモデルとなった国があるのか
「SPY×FAMILY」では「東側」と「西側」の国が冷戦状態にあります。
もちろんこの国は実際には存在しない国なのですが、町や建物にはモデルがあるとされています。
街並みなどは明らかにアジアのものではなく、ヨーロッパを思わせるものとなっています。
まず「東側」「西側」という名称、「冷戦」という言葉から「ドイツ」がイメージされやすいものとなっています。
また、本作中では「ダルク」と「ペント」という通貨が使用されていますが、ユーロが導入される前のドイツでは「マルク」と「ペニヒ」という通貨でした。
さらに本作中で出てくる古城はドイツにある古城と雰囲気が似ています。
こういった点からモデルとなっているのは「冷戦下にあるドイツ」である可能性が高くなっています。
アーニャは何者なのか
本作でももっとも人気の高いキャラクターである「アーニャ」ですが、彼女は謎が多いキャラクターでもあります。
ここではそのアーニャの謎と考察について紹介していきます。
過去がわからない存在である
ロイドの知り合いである情報やであるフランキーがアーニャについて調べたのですが、両親や年齢、出身地など何も情報がわからなかったという経緯があります。
これはアーニャについての情報が消されている可能性があります。
また、アーニャはある組織の実験体であったことがわかっており、「人の心を読む」という能力はその時に身に付いたとされています。
その時には「被検体007」という番号が振られていたことから、この後「001」~「006」が登場する可能性もあります。
もちろんこの「ある組織」についてもまったくわかっていません。
アーニャの両親について
過去の記憶については何も残っていないアーニャですが、両親についてはヒントがありました。
イーデン校の面接試験の際に「今のママ」と「前のママ」のどちらが好きかと聞かれた時にアーニャは「ママ」と答えて泣き出しています。
アーニャはヨルのことを「はは」と呼んでいるため、ここでの「ママ」とは本当の母親のことを指していると考えられます。
しかしアーニャは本当の母親のことを覚えているという様子はないので、何らかの理由で記憶が封印されているということが考えれます。
アーニャがロイドとヨルのことを「ちち」「はは」と呼んでいるのは「パパ」「ママ」と呼ぶことを無意識に避けているのかもしれません。
アーニャの出身地について
アーニャは基本的に勉強が苦手で話している言葉も同年代の子どもと比べると遅れていると言われています。
しかしテストがあった際に不思議なことが起きています。
テストの点数が18点、22点、19点、30点と赤点レベルのものばかりだったのですが、「古語」のテストだけ「41点」をとっています。
しかもロイドが確認すると「スペルミス」が無ければかなりの高得点だったことがわかっています。
アーニャが古語を勉強している様子は描かれていませんし、そもそも古語を苦手としている生徒が多いとされているため、なぜアーニャが古語の点数が良いのかが謎となっています。
そこから考えられるのは「アーニャが古語を使っていた」という可能性です。
ロイドは「今でも古語を母語としている国なんて」と言っていることから、古語を母語としている国は非常に少ないことが予測されます。
アーニャが古語のテストで答えを書いているのにスペルミスが多かったのは小さい子どもだったために「話してはいるが、まだ書くような年齢ではなかった」と考えればつじつまがあいます。
アーニャは他の子どもと比べて言語能力が遅れているように描かれているのですが、元々の母語が違っているのであればそれも納得できます。
アーニャの超能力について
アーニャには「人の心が読める」という能力があるのですが、これは厳密に言うと違っています。
アーニャは牛の心を読んでなだめたり、犬であるボンドの予知した未来も読み取っています。
そのことから「人以外」からも心を読んでいるということになります。
また、この能力は月に一度、「新月の時」には使えなくなるという特徴があります。
アーニャは研究所で「えくりぷす」という言葉を聞いています。
「エクリプス」とは「日食」「月食」「力を失う」という意味ですので、そのまま当てはまるものとなっています。
そうするとこの能力は月に関係している可能性もあります。
まとめ
人気の漫画、アニメである「SPY×FAMILY」には多くの謎、伏線があります。
特に主役級キャラクターである「アーニャ」には謎な部分が多く、これからそれらが解明されていくことが期待されています。